幕張メッセで
CEATEC2008始まりました!
Pioneerブースで流れているハワイアンな5.1ch-mixは僕がmixしています。
ひょっとすると元・T-SQUAREの和泉 宏隆さんのDVDのデモも
流れていると思いますが、こちらも僕のmixです。
5.1ch-mixは、まだ歴史の浅い方式なので、解釈がいろいろ乱立していて、
一概にどういったmixが正解とはいえません。
今回のmixは、会場でしか聴けない貴重なmixになっています。
注意深く聴いていただけると面白いと思います。
特に重要なのがセンタースピーカー。
古くから映画館ではセンタースピーカーが活躍していました。
別名ダイヤログスピーカー。
ようするに台詞はここから出して、音楽は左右のスピーカーから出すってこと。
そうすると、違うとこから音が出てくる訳だから、
どちらの音もはっきり聞こえるんです。
この場合、音楽はLとRに両方同じ音を出すことで真ん中から音が聞こえています。
真ん中のスピーカーはほとんど使いません。
でも今回は音楽のみを5.1chで楽しむ為のミックスなので、
しっかりセンタースピーカーを生かしたミックスにしています。
だってセンタースピーカー使わなかったらメーカーのプレゼンにならないじゃん!(笑)
音楽において、センターていうのは、非常に重要な音(VocalやBass等)を
配置することが多い為、これを擬似的につくったセンターではなく、
センタースピーカーを使うことでよりクリアな音で再生することができるんです。
(LとRで同時に再生ってすると個体差があるからどうしてもにじんでしまうし、
一番スピーカーから離れたとこに定位させようとするんだから無理がありますよね。)
でもね、一般家庭では、L,C,Rで同じスピーカーを同一条件で並べるのって
無理があるよね。
だって真ん中には普通テレビがあるし。それを避けようととすると平べったくなるし。
結局、一番大事なセンタースピーカーが一番小さくて、
一番効率の悪いスピーカーになっていることが多いんです。
そうすると一番大事な音が一番良くないスピーカーで再生されるという
結果になってしまうのです。
ここのところ、メーカーさんにはもっとがんばって頂いて、
良いハードを作って頂けるよう期待しています。
その為にこれはこの会場限定のmixです。
という訳で、お立ち寄りの際には是非聴いてくださいm(_ _)m
あー、久々に真面目なこと書いたら長くなってしまった。長文スマソ